朝日新聞メディアプロダクション

鈴木 愛未 : ビジュアル事業部(デザイン)

入社1年目。学生時代は、美大でポスターを作ったり、パッケージを考えたりしていました。卒業制作はジャムのブランディング。インターンから入ったデザイン事務所では、美術展のポスターや商品パッケージなどの制作に携わっていました。転職を考えたときに、情報を整理して伝わりやすくするニュースグラフィックに興味を引かれAプロへ。今の主な仕事は、朝日新聞の地域面(都道府県のニュースを取り上げるページ)に載るグラフ、地図、イラストなどを作ることです。心掛けているのは、速く・分かりやすく・正確に。短時間でいくつも作ることもあるので、まず効率を考えるようになりました。

ランダム・ダイアリー

○月○日
今朝届いている地域面デザインの仕事の依頼は6点。忙しい日になりそう。作り始める前にひと通り記事や資料に目を通し、分からないことがあればデスク(デザインを監修する立場の先輩)に確認。作り終えた地図をチェックしてもらうあいだに、グラフを作る。地図にOKをもらい、今度はグラフを見てもらう。グラフのチェックの時間を使って別の仕事を進める。集中していると、あっという間にお昼休憩。社員食堂で日替わりパスタ(ナスとベーコンのトマトソースパスタ)を食べて、午後もがんばろう。
○月○日
元旦に配られる新聞は、地域面も、見開き2ページで大型の企画を構えるところが多い。わたしは出身県の地域面を任せてもらった。「自由にやって下さい」と言われ、デザインに入れるテキストや写真を並べてデスクと話し合い。手書きのイラストをメインにして、柔らかい雰囲気の紙面にすることに決めた。こんなに大きなサイズのものを作ることは、なかなかないのでワクワク。正月に帰省して読むのが楽しみ。
○月○日
全日本大学バスケットボール選手権大会の会場で配る新聞のデザインを担当することになり、チームの人たちと一緒に渋谷へ。外に出る打ち合わせは初めて。実行委員の大学生たちに、紙面のイメージを説明する様子を脇で聞いていたが、言葉だけでは、どうもうまく伝わらないみたい。そこで、ささっとラフスケッチを描いたら、「お~!」と分かってもらえた。やったね!
○月○日
毎月第1日曜日の朝日新聞に挟み込まれる「GLOBE」は、文章や写真などを組み合わせた、美しいデザインの紙面だ。Aプロが担当するページは、先輩デザイナーが考えたフォーマットで統一されている。画像はトリミングのバランスを調整しながら配置。記事はテキストボックスに流し込み、項目ごとに決まったフォントを指定する。見落としがないか確認して保存。エディトリアルデザイン用のソフト「InDesign」はまだまだ勉強中。今日も分からないところがいくつかあって、先輩に教えてもらった。聞いたことは忘れないうちにメモしておこう。
○月○日
朝日新聞社が発行する月刊の小冊子「スタイルアサヒ」の特集ページを担当することに。会社に置いてあるバックナンバーを参考に、どんなページにしようかイメージをふくらませる。楽しさの伝わる紙面にしたいなあ。今回のテーマは「ゆるスポーツ」。編集制作部の記者の誘いで「くつしたまいれ」と「100cm走」をやってみた。意外とハードで日頃の運動不足が解消できそう。週末に家でもやってみようかな。

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